凡例:
ファッション事業
アニヴェルセル・ブライダル事業
エンターテイメント事業
AOKIホールディングス
店舗における消費電力の多くを占めるのが照明です。
AOKIグループでは、新規出店や既存店のリニューアルに際し、蛍光灯よりも消費電力の少ないLED(白色発光ダイオード)照明を採用しています。
特に東日本大震災以降は、節電対策として既存店におけるLED照明への切り替えを積極的に進めるとともに、電力使用量を監視・制御するデマンドコントローラーの設置などによって、CO2排出量の削減に努めています。
※2022年6月の株式会社ランシステム子会社化に伴い、2023年3月期より実績に含めています。
ファッションに携わる企業として「限りある資源を大切に、有効に使うこと」を使命とするAOKIでは、着用しなくなったウール製品(スーツ)を店頭で回収してリサイクル製品に再生する、日本初の「AOKIウール・エコ・サイクル®」プロジェクトを1996年にスタートしました。
そして、2023年4月からは、「ファッションロスの削減・資源の有効活用」への取り組みを強化していきたいという考えのもと、不要な衣類を店頭で回収する活動を“OKAERI(おかえり ) エコ プロジェクト”とし「AOKIウール・エコ・サイクル®」プロジェクトによるウール製品の回収に加え、ポリエステル製品の回収も行うなど、外部企業と連携を図りながら、AOKI・ORIHICA全国約600店舗でその取り組みを強化しています。今後も回収窓口としての役割を担うことで、サステナブルな社会の実現に努めていきます。
ファッション事業では、通常段ボール箱を使って納品されるスーツやジャケット、コートの一部をハンガーにかけたままトラックで運んでいます。これによってシワや型崩れなどの防止だけでなく、梱包資材の削減につながっています。さらに、店舗では2017年には新システム「NECSAS」を導入し、売上伝票の電子化を進めています。
また、アニヴェルセル・ブライダル事業では、デジタルカタログを導入し、紙資源を削減しているほか、AOKIホールディングス本社でもオフィスで使用する紙や株主通信・統合レポートなどの用紙などにFSC®認証紙を使用することで森林資源の保全に努めています。
ファッション事業では、お買い上げ時にお客様にお渡しするポリ袋の有料化やテーラーバッグ・ハンガーの素材、厚みの見直しおよび再利用促進や商品の梱包方法の見直しにより、プラスチック原料の使用量削減につなげています。
また、エンターテイメント事業ではプラスチックスプーンを木製に切り替えており、アニヴェルセル・ブライダル事業ではアニヴェルセルカフェで使用するストローを土に還る成分からつくられた「エコストロー」への変更を行っています。